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昆虫担当学芸員協議会ニュース6号

Published by Kana on 1997/6/25 (7309 reads)


昆虫担当学芸員協議会ニュース 6号



第5回昆虫担当学芸員協議会総会の報告


 本協議会の第5回総会が,山口市の山口大学で行われた日本昆虫学会第56大会・第40回日本応用動物昆虫学会大会合同大会M会場において,1996年3月27日(水)18:00〜20:00に小集会の形で開催された.大会プログラムによれば,他に13の小集会があったにもかかわらず,25名という多人数の参加を得て,活発な意見交換が行われた.話題提供では下記のように主にボランティア問題に焦点をしぼりながら,「市民とともに歩む博物館活動」という共通テーマのもとに,4館の事例をお話しいただいた.当日の内容を4人の方に紹介していただくことで,記録としたい.なお,終了後には懇親会も開かれた.
 話題提供のテーマの決定,会場の手配,懇親会の準備などで三時輝久氏(山口県立山口博物館)に誠にお世話になった.三時氏にお礼申し上げる.



昆虫標本作りボランティアの現状


奥島 雄一(倉敷市立自然史博物館)


 当館では,蓄積される一方の四角紙・三角紙標本を博物館資料として使える状態にするため,3年前から標本整理のボランティアを募集し,活動している.その成果や問題点について報告する.

当館の組織と資料受け入れの流れ

 当館の組織は嘱託の館長,正規の職員5名,臨時職員常時4名からなっている.このうち,正規職員は事務1名と地学,植物,昆虫,動物の担当学芸員が各1名ずつで,臨時職員は受付・事務補助が2名,資料の扱い量の多い植物・昆虫分野にそれぞれ1名が配置されている.
 受け入れ票の記入→標本作成→同定→登録→分類・収蔵という一連の博物館資料の受け入れの流れにおける作業は本来すべて学芸員の仕事であるが,小規模博物館においては,これらの全ての作業をひとりが担当することになり,特に昆虫などのように取扱い量の多い分野では十分にこなすのは難しい.

ボランティアの導入

 これらの作業のうち,標本作成については学芸員でなくてもある程度手先の器用な人であればできることである.そこで,市の広報誌や友の会ニュースで標本作りのボランティアを募ったところ,主婦を中心に十数名の方からの申し出があった.主婦というのは意外であったが,家事の合間の時間を有効に活用したいという人たちで,実際に作業を始めてみると器用な人が多かった.趣味,仕事あるいは学業で昆虫に携わっている人は忙しくてボランティアをする時間の確保が難しいのだろう.
 ボランティアへの待遇は標本作りの指導,器具の貸与はするが,基本的に無給で交通費,昼食も出ない(平日は無料駐車券が出せる).ただし,昆虫の特別展の開催など特別の理由が付くときはわずかな謝礼が出されることもある.
 活動開始当初は月に延べ40〜50人も活動していたこともあったが,その後は数名の定着したメンバーが月に延べ10人くらい来て作業してくれている.

活動成果

 完成標本の増加にともない,登録点数も飛躍的に伸びた.ボランティア活動を始める前,開館満9年をむかえた当館の昆虫標本の登録点数は約2万7千点であったが,ボランティアによる活動を始めて3年で約1万3千点を追加することができた.
 特に昆虫の特別展開催の前,1994年末から1995年始めにかけては多大なご協力をいただき,約2,700点の展示標本のうち,7割程度をボランティアの方々で作っていただいた.おかげで少ない予算で豪華な特別展を開催することができた.

現状での利点と問題点

利点

・軌道にのれば学芸員の標本作りの時間を削減することができる.
・予算がなくてもできる.
・虫仲間が増える.
・その人の都合の良い時間に来てやってもらえる.
・時間をかけてきれいな標本を作ってもらえる.
・専門性を持っている人であれば同定までしてもらえる.

問題点

・交通費,昼食も出せないので,金銭的な負担をかける.
・土・日・祝日は無料駐車券を出せない.
・指導に時間がかかる(ラベルの意味,初めての虫の標本の作り方).
・センスの悪い人もやりたがる.
・器具の扱いが雑.
・標本作りの準備(軟化作業など)は学芸員がやることが多い.
・仕事がたくさんあるときに来てもらえるというものではない.
・ボランティアなので不満があっても言いにくい.
・大切な標本は任せられない.

 倉敷市立自然史博物館での現状を報告したまでであるが,これからボランティアの導入を企画されている他館の参考になれば幸いである.



80年目の取り組み

三時 輝久(山口県立山口博物館)


 大正6年の開館以来80年、わが館の歴史は今回のテーマとは逆の「市民とともには歩まない博物館」のそれであった。
 友の会もボランティア活動組織もなく、「見せてやる」展示思想に基づく築後30年の建物内には、受け入れた実習生を憩わせるスペースもない。講堂とよばれる活動のための部屋が3階にあるという、不親切ぶりである。もちろん、体の不自由な人々への配慮は、ほとんどなされていない。残念ながら、県民にとってわが「山博」は魅力の乏しい存在であり、あまり関心を持ってもらえないというのが現状である。
 さて、これまでも活性化を図るために様々な努力をしてきたが、現在は以下のような取り組みをしている。
 当館の敷地内にあった、理科担当教員のための研修施設が他所へ移り、三階建ての「中古物件」が残された。諸機関・団体との数年間に渡る暗闘の末、奪取に成功した我々は、今全力を挙げて改装に務めている。1Fは図書室・レファレンス室・撮影室・機械工作室、2Fは講座室・集会室・実験室・電顕室、3Fは資料庫という設定で、少ない予算をやりくりしている。
 他館ではごく当たり前の活動がこれまでできなかった身には、ずいぶんありがたく思える。私は、室内での観察や実習が可能となったことに満足している。ただ、この施設(別館と称している)で我々が目指しているのは、あくまで市民への開放である。各室の機能の設定に当たっては、それが可能となるものを優先した。早く「敷居が高い」と言われないようになりたいものである。
 「市民とともに歩む博物館」を目指して可能な限りの努力は続けているが、我々は博物館のシステムそのものを変革しない限り、真の成果は上がらないと考えている。当館の現状は、システム全体が時代遅れであり、硬直化している。システムの変革など一朝一夕にできることではないが、その日の到来を信じて、資料やノウハウの蓄積、人の輪作りに務めていきたいと思う。



米国の博物館における
ボランティア活動


上田 恭一郎(北九州市立自然史博物館)


 1994年の1月に全科協の海外博物館調査ツアーに参加することができたので、その際に回った6つの博物館で聞き取り調査を行った。聞き取りは館の組織陣容から始まり、レストラン等館内施設の概要に終わる10項目にわたって行った。この調査の際かねてから知り合いのキューレーターや研究員に会え、いろいろ細部にわたる問題も聞くことができたので、それらもこの聞き取り調査には含まれている。詳しくは本文にあたる調査結果を参考にして欲しい。
 ボランティア活動の実体も5番目の項目で調査したが、アメリカという国の実力を感じることが多かった。1)博物館が歴史を持っており、2)社会の中で占めている位置が日本と比べて非常に高く、3)個人の主体性が確立しており、その上に立った自己表現の欲求、4)さらに宗教的なバックグラウンドの違い、といった彼我の差をはっきりと認識しないまま、ボランティア活動といっても、それは言葉こそ同じであるが実体はかなり異なるものである。モンスター級の大きさの博物館から、こじんまりとした博物館まで、予算や施設レベルの問題とは離れて、この彼我の差は厳然とある。単に社会、文化の違いといってしまえばそれまでであるが、では日本でのボランティア活動とはいったい何を意味しているのか、ということをあれこれ考えさせられた聞き取り調査であった。
 調査内容は出来る限り数値的なもの、特に予算や人員を取り入れるようにした。精神的なものを言葉で述べても限界があり、むしろこのような事実を淡々と比較して、彼我の差をきちんと位置づける方が、これからの日本の博物館活動にプラスになると思うからである。



セミの抜け殻を通した博物館活動


浜口 哲一(平塚市博物館)

はじめに

 博物館の仕事にいろいろな面があることはいうまでもないことである。調査もあれば資料の整理もあり、普及もあれば展示の準備もあるということで、心身ともに忙しい思いをしている学芸員が多いことであろう。ボランティアの受け入れといった時代の要求もあり、仕事はますます増えているのが現状である。そうした多岐にわたる仕事に、どんなスタンスで取り組んでいけば、能率的で、しかも成果をあげることができるかは、学芸員の誰もが頭を悩ましていることだと思うが、筆者はその回答の一つは、館活動を「テーマに沿って有機的に展開する」ことにあるのではないかと思っている。その考え方の実践を「セミの抜け殻調べ」というテーマに沿って具体的に紹介していこう。

最初の抜け殻調べ

 平塚市博物館で最初に抜け殻調べに取り組んだのは、1980年であった。夏休みに開催した「林の生きものたち」という特別展の中で、来館者に抜け殻を届けてくれるように呼びかけたのである。会場には、大きな平塚市の地図を展示し、届けられた抜け殻を見つかった地点に画鋲でとめていった。展示が終わる頃には、合計1470個の抜け殻が届けられたのだが、地図にとめた抜け殻からは、思いがけないほどはっきりした傾向が浮かび上がってきた。市街地では圧倒的にアブラゼミの発生が多いことが、みごとに示されたのである。
 この年には、「みんなで調べよう」という行事でも、抜け殻調べをテーマに取り上げた。この行事は、市民参加型の調査で、毎年テーマを決めて市内の動植物の分布調査に取り組んでいる。参加者に主だった公園や社寺などを分担してもらい、夏休み中に少なくとも3回調査して、抜け殻を全部集めるようにお願いした。この行事で集まったデータからは、特別展の呼びかけで分かってきた傾向をさらにきめ細かく裏付けることができた。たとえば、アブラゼミが優占する市街地の中でも、少数ではあるがミンミンゼミやヒグラシの見つかった場所が所々にあり、その場所は例外なく社寺の森だったのである。同じ市街地の緑地でも、新しく作られた公園や庭よりも古くから続いてきた社寺の森の方がセミが豊富だということになり、これは、緑の質ということを考える時に重要な発見だった。

土曜観察会での定期的な調査

 1989年の夏には、土曜観察会という行事の一環として、定期的な抜け殻調べを行うことにした。大磯町の高麗山に、約1.8kmのコースを設定し、7月15日から、9月16日まで、土曜日ごとに10回にわたって参加者と一緒に調査を行った。
 同じ道を歩いて道の左右で見つかる抜け殻をすべて採集し、必要なデータを記入した用紙とともに袋に入れて持ち帰り、室内で集まって記録の整理を行ったのである。この調査の結果、セミの発生する順番について、種類や雄雌による違いが明らかになってきた。

湘南全域での調査へ

 1991年には、平塚での調査を、もう少し広域で展開しようという計画が生まれた。茅ヶ崎市文化資料館、大磯町郷土資料館の学芸員、そして藤沢市生きもの研究会の先生たちと共同して準備を進め、同じ調査の方法で藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、大磯町、二宮町の5市町村がカバーされた。その結果、市街地でアブラゼミが圧倒的に多い、ヒグラシがもっとも都市化の影響を受けている、などの傾向は、各地に共通して認められた。また、分布の拡大が注目されるクマゼミは大磯町から二宮町では相当数が見つかり、この地域では間違いなく定着していることも明らかになった。

「セミの抜け殻調べ」の刊行

 こうしてセミの抜け殻を通した分布調査を進めている間に、抜け殻の標本も相当多く蓄積されてきた。平塚の博物館でセミの資料を収集していることが、あ
ちこちに知られるようになり、標本を寄贈してくださる方もでてきた。
 こうして集まってきた資料を目録の形にまとめようという計画を立てたのは、1993年のことで、標本の目録だけではなく、抜け殻についての研究史や文献、抜け殻の形態についての記載、県内のセミの観察記録なども盛り込んだ「セミの抜け殻調べ」と題する124ページの刊行物ができあがった。

全国の調査へ

 こうして湘南地域で積み重ねてきた抜け殻調査が、1995年には環境庁の身近な生きもの調査のテーマとして取り上げられ、全国的に行われることになった。平塚市博物館でもこの調査に協力し、集まった抜け殻の同定作業の半分ほどを行った。ダンボール40箱分にものぼる膨大な量の作業にはボランティアの協力も得て、約2ヶ月の時間がかかった。
 この調査では日本産のセミ32種のうち、26種の抜け殻が確認された。アブラゼミのような普通種でも全国からまんべんなく情報が集まったので、精度の高い分布図を作ることができた。その結果は現在整理中で、全国的な分布図を含む報告書としてまとめられる予定である。
 同定の終わった抜け殻は、できるだけ標本として保存していくことにし、その作成も同定と並行して行われた。記録の少ない種類の抜け殻は全部、アブラゼミやクマゼミは状態のよいものを選んで標本を作ったが、抜け殻を並べた標本箱は約100箱という量になった。

充実した抜け殻コレクション

 こうした、長年にわたる積み重ねの中で作られてきた、平塚市博物館の「抜け殻コレクション」は、全体で1万点を越す、大規模なものになった。まだ、全部の整理がついているわけではないが、今後の抜け殻研究の基礎になる貴重なコレクションであることは間違いないだろう。
 抜け殻を並べた標本箱を見せると、多くの人はホーッと感心した声を出す。落ちていればゴミに過ぎない抜け殻も、きちんと集めてみると立派な資料になることを伝えるためにも、抜け殻のコレクションは大きな意味を持っているだろう。博物館には、価値の定まった資料を保存する役目を持つと同時に、見捨てられている物に新しい価値を与える役目もあるのだと改めて感じているところである。

抜け殻調べの展開を振り返って

 以上、紹介してきたように「セミの抜け殻調べ」は、平塚市博物館にとって夏には欠かせない活動のテーマになってきた。そのテーマに沿って、普及行事やそれと密接に関連した形の調査が行われ、その中で収集された資料が大きなコレクションとなってきた。その成果の一部は常設展示室でも紹介されているし、刊行物としてもまとめられた。その流れの中で、多くの市民に館活動に参画して頂くこともできた。
 このように、セミの抜け殻調べというテーマは豊かな館活動につながる優れたテーマであったと今更ながら感じるのだが、その要因としては、親しみやすい身近な素材であったこと、量的な扱いができるので多くの調査課題があったこと、種類が少なく同定が容易であったことなどがあげられるだろう。生きた虫の採集を伴わないので、老若男女を問わず抵抗感の少ないテーマであったことも副次的には幸いしたであろう。各地の博物館が、それぞれユニークなテーマを持ち、活動を有機的に展開されることを期待している。


総会参加者(50音順)

 池崎善博(長崎県立長崎北陽台高校),石原史子(東京農業大学),伊藤靖子(萩市郷土博物館),上田恭一郎(北九州市立自然史博物館),梅津一史(秋田県立博物館),漆原ひとみ(面河村立面河山岳博物館),大熊 豪(佐世保市),奥島雄一(倉敷市立自然史博物館),奥山清市(伊丹市昆虫館),金沢 至(大阪市立自然史博物館),河合正人(あやめ池自然博物館),北嶋康樹(茨城大学農学部応用動物昆虫学研究室),木俣 繁(山形県立博物館),木村史明(橿原市昆虫館),小峰幸夫(東京農業大学),斉藤琢磨(東京農工大農学部応用昆虫学研究室),嶌 洪(九州大学比較社会文化研究科),初宿成彦(大阪市立自然史博物館),巣瀬 司(シラサギ記念自然史博物館),丹羽 尚(徳島大学工学部生物工学科),中西明徳(兵庫県立人と自然の博物館),浜口哲一(平塚市博物館),松村 雄(農業環境技術研究所),宮武頼夫(大阪市立自然史博物館),矢田 脩(九州大学比較社会文化研究科).以上,25名.

事務局よりお知らせ

●会費納入のお願い

 印刷・郵送の実費として,年会費1,000を申し受けております.16ページ下に表示されている振替口座までお送りください.今回お届けした封筒には支払い年度を印刷していません.申し訳ありません.


●原稿をお寄せください

 原稿を随時募集しています.事務局あてにお送り下さい.


第6回昆虫担当学芸員協議会総会
のご案内

 本協議会の第6回総会を,昆虫学会の小集会として行います.話題提供は前回の「市民とともに歩む博物館活動」の続編で,「博物館を取り巻く友の会,同好会,サークル活動」というテーマで下記の三名の方にお願いします.地元2館(佐賀県立博物館と田平町昆虫自然園)の活動状況を紹介してもらった後に,歴史の長い大阪市立自然史博物館の事例を参考までに紹介します.また恒例の懇親会も終了後に行いますので,そのつもりでご参加ください.
 今回の大会は,久しぶりに昆虫学会の単独開催となります.参加申込みの〆切が6月30日で,以降は大会参加費が1000円増しになってますので,忘れずに申込みをお願いします.

     記

会場:九州大学六本松地区(福岡市中央区六本松4-2-1)
   日本昆虫学会第57大会会場
 
日時:1997年10月4日(土)あるいは5日(日)の小集会で行います.

話題提供:「博物館を取り巻く友の会,同好会,サークル活動

1.博物館活動と市民活動-今後の展開-
中原 正登(佐賀県立博物館)

 第三世代の博物館への期待が高まりつつあるが、その機能を果たしている博物館はまだ少ない。一方、一般を対象とした自然観察会等が民間団体の協力、または主催のもとで開催されている。これらは既存の博物館に欠けている機能を補完する活動として、期待されるものである。たとえば佐賀県では、佐賀トンボ研究会が佐賀市の委託をうけて開催している佐賀市トンボ教室をはじめ、数団体において観察会等が開催されている。
 実は、この中のいくつかの活動には成り行き上(?)筆者も深く関わっている。近年、野外観察等への地域住民のニーズが高まっており、そのような場で学芸員が積極的に指導員の役割を果たすことは、博物館と地域住民を結びつけるよい機会となる。一方、企画展等の準備において、各団体の研究者の協力や地域住民からの情報が得られるなどのメリットもあり、博物館と市民活動がいい意味でのギブアンドテイクの関係を生み出している。


2.博物館活動と市民活動-田平町昆虫自然園の場合-(仮題)
西澤 正隆(田平町昆虫自然園)

 田平町昆虫自然園の現状報告と今後の課題を述べる。


3.友の会や同好サークルの人たちとともに歩む博物館活動
               宮武 頼夫(大阪市立自然史博物館)

 博物館の普及教育活動には,色々教えてあげるという要素が強い,さまざまな普及行事があるが,一方では博物館の活動に興味をもって継続して関わっていきたいという人たちの友の会の活動や,同好の人たちのサークル作りなどもある.42年の歴史を持つ当館の友の会や,10近い昆虫関係の研究サークルの活動と,博物館との連携について紹介する.


昆虫担当学芸員協議会ニュース 6号 (1997年6月25日印刷・発行)
発行:昆虫担当学芸員協議会
事務局:大阪市立自然史博物館昆虫研究室
      (宮武頼夫,金沢 至,初宿成彦)
     〒546 大阪市東住吉区長居公園1-23
     TEL 06-697-6221(代) FAX 06-697-6225
     E-Mail kana@mus-nh.city.osaka.jp
     振替口座:00920-6−138616 昆虫担当学芸員協議会


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